奇跡の93年作。元々持っていたメロディアス且つアコースティックなサウンドに時代と、当時引っ張りだこだったプロデューサー、ドン・フレミングのエッセンスが（今思えば若干過剰気味に）注入され生まれた1枚。存在を知ってからアルバムを遡って聴いた印象が若かった自分は、正直肩すかしだった。しかし今は亡きアレックス・チルトンのサポートやこのアルバムの直近のシングルを聴けば、どちらが彼らの本来の姿かは一目瞭然。しかしこのアルバム以降グランジ・エッセンスも武器に近年まで才能は衰える事を知らない。
内容は、コレを聴いてピンと来ない奴はおそらくロックとは無縁の人生を歩めばよいと思う、90年代パワーポップ・アンセムの1曲と言っても過言では無い「Dream All Day」に始まり、ギターソロ手前のブレイクに身悶えるストップアンドゴーな「Solar Sister」タイトなリズムが気持ちよい「Flavor Of The Month」等々・・・挙げていったらそれこそきりが無い1枚。個人的にはWEEZERの2ndとこのアルバムが持つ同じ様な質感がたまらなく好きです。
もちろん最高な1枚です！
EU盤 盤質 EX ジャケット若干の傷み有り
A1 Dream All Day
A2 Solar Sister
A3 Flavor Of The Month
A4 Love Letter Boxes
A5 Definite Door
A6 Burn & Shine
B1 Earlier Than Expected
B2 20 Questions
B3 When Mute Tongues Can Speak
B4 Lights Out
B5 How She Lied By Living
B6 Coming Right Along