超名作1stと並ぶThe Real Kids 1982年リリースの2ndです。 本人達いわく、（メジャーの）Sireとも契約できたはずだったのに、昔のよしみで（後に倒産してしまう）レーベルRED STARから先の1stをリリース。ろくに満足のいくツアーも出来ず閉塞感をつのらせるメンバー達は新天地を求めLAへ。しかしそれが、引き金で解散する事に。ジョンは、ラモーンズのロードクルーとして半年間参加するがここでの言わば刑期とも言える、経験が又彼の創作意欲を刺激したらしく結成されたのが”TAXI BOYS”。さらにその活動が切っ掛けで第二期The Real Kidsの活動がはじまる。
1stを聴き込んだ後に聴くとやや音圧が軽めに感じられるが、これはギターのバッキングがリフ主体になった事あとプロデューサーにPaley BrothersのAndy Paleyの手腕も。
パンク〜パワー・ポップそしてオブスキュアなパンクの怒濤の再発ラッシュの波の中、遅まきながら手に入れた彼らの1stを必死に頭で理解しようと聴き込んだせいでこのアルバムの良さがわかるまで、結構な時間がかかってしまった。そう彼らはロックンロール・バンド＜ロック・ミュージックであり、ポップ・ミュージックであり。そして、あくまでもパンクである＞を体現している数少ないバンドのひとつです。
(参考文献として『I Wonder #5 The Real Kids Issue』から抜粋させていただきました。) STAR RHYTHM盤、オリジナル・プレス、未開封です！
CA NEW
A1 Can't Talk To That Girl
A2 No Place Fast
A3 Senseless
A4 It's Been Real
B1 Every Day Is A Saturday
B2 Small Town
B3 Problems
B4 Outta Place